昨日は、先日お伝えしましたアイルランドの銀行アングロ・アイリッシュ・バンクを発端に、銀行資本規制に引っ掛かる銀行がほかにも増えるのではないかと言う心配から、金融銘柄を中心に値を下げました。しかし、石油の価格上昇から石油関連銘柄が大きく上昇したことで相殺された形になりました。そして金の価格もさらに上昇し、高値を更新して行っています。
それにしても、2010年の9月は最高でした。昨日は下がったものの、9月に入ってからダウ平均は8.4%上昇しています。9月としては、これは1939年以来の出来らしいです。
しかし、ロイターによると、連邦準備銀行フィラデルフィアのCharles Plosserは量的緩和をすることで失業率の改善や消費の改善にはつながらないということからこの政策には反対だと言う。2010年後半にかけて成長率は軟化しているが、悪化している状況ではないと言う。
さて、最近のドル安、しいては円高の要因はアメリカが行ってきた量的緩和のせいであり、その第二弾を控えていることから、ここ1週間ドル安が進んでいる理由です。ではこの量的緩和第二弾でFRBはいくら使って米国債を買う予定なのか、ZeroHedgeによると、それは何と、今後6カ月に渡って3兆ドル、約240兆円ほどだと予測しています。
だから、株は上がり、金も上がり、このほかのコモディティはことごとく上がっていく可能性があります。
- 2012年までに二桁のインフレ
- それによって、債券市場は終わる
- そして、株やコモディティが上昇する
- さらに、今家を持っていなければ1つ買いなさい、1つ持っていれば2つ目を買いなさい、2つ持っているならば3つ目を買いなさい、そして親戚に金を貸してでも家を買った方がいい、と言ったそうです
確かにこれだけのお金をばらまいたらインフレになるでしょう。日本人でもアメリカで資産を買える人でしたら今のうちからローンを組んで、コモディティを買うのは悪くないオプションかもしれません。だって150億ドルをサブプライムで稼いだ男ですから、ポールソンは。
主な指数:
Dow:10,835.28、-22.86、-0.21%
Nasdaq:2,376.56、-3.03、-0.13%
S&P 500:1,144.73、-2.97、-0.26%
値上り業種:
音楽・ビデオ店:+5.15%
コンピュータシステム:+3.42%
コンピュータ周辺機器:+3.34%
セミコンタクタ・メモリチップ:+2.78%
キャンブル関連:+2.42%
値下り業種:
リゾート・カジノ:-2.22%
食品卸:-1.77%
セメント:-1.60%
大手化学薬品:-1.58%
住宅建築:-1.35%
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