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2010年8月31日火曜日

ブルーレイ:クリス・ボッティ・ライヴ・イン・ボストン

少しブログの流れが変わるのですが、今回はBlu-rayをご紹介したいと思います。ちょうど今テレビでかけていて、すごく好きなので紹介したくなりました。


ご存知の方も多いと思いますが、クリス・ボッティのライヴ・イン・ボストンのBlu-rayです。クリス・ボッティは1962年生まれの47歳のジャズ・トランペット演奏者で、これまでにポール・サイモン、スティング、ナット・キング・コール、フランク・シナトラなど、多くの有名なアーティストのバックを務めてきました。2000年にスティングのツアーに参加したことで注目が集まり、以降ソロでの活躍が増え、今ではもっとも人気のあるトランペット演奏者の一人です。

このBlu-rayにはゲストに
スティング
ジョシュ・グローバン
ヨーヨー・マ
ルチア・ミカレリ
スティーブン・タイラー
など、そうそうたるメンバーです。

中でも、ヨーヨー・マと演奏する「Cinema Paradiso」は演奏と映像が胸に響く感じで、とっても美しいです。もっとも私が好きなのが、ルチア・ミカレリと演奏する「Emmanuel」です、なんとも悲しい曲で、ルチア・ミカレリの表情もなんだか悲しそうで、涙が出てきそうなぐらい、何度見ても感動します。スティーブン・タイラーが登場したときにはビックリで、どうやってコラボするのだろうと思いましたが、ナット・キング・コールの「スマイル」の演奏は新鮮で良かったです。ジャズが好きな方にはちょっとかもしれませんが、音楽は当然素晴らしいのですが、斬新さと映像の美しさはかなりお勧めします。

アメリカの景気対策と、足の引っ張り合い

ニューヨーク・タイムズによるとアメリカのオバマ大統領が新たな景気対策を検討しているという。ただ、議会は中間選挙に向けての赤字拡大を嫌悪しているため、限られたオプションしか残されていないとしている。現在検討されているのがエコカー減税やインフラ整備のようである。予算規模は、オバマが大統領就任直後に通された7,900億米ドルの景気対策予算とは、国民から無駄遣いと思われていて、このため今回の予算はほど遠いものになると思われる。それから学者の間でも予算の使い方に対する意見が割れている、としている。

共和党としてみると中間選挙までにいかにして民主党の足を引っ張って選挙に勝つか、そのためには、中間選挙までに景気をいかにして悪くするか、それとお金持ちに対して減税ができる状況を維持するか、しか頭にないわけで、オバマ大統領の政権運営は難しいものになると思います。

また、日本の輸出企業とすると円高で痛手を受けている中で、アメリカの景気が落ち込むと、仮に日銀・政府が円安に誘導できたとしても、消費してくれるアメリカ人が少なくなるわけで、どっちにしても日本にとって痛い話になります。なので、日本人はお金けっこう持っている人は持っているわけで、日本の政府は税制の見直しして内需を拡大する施策を打ち出せばいいと思うのです。まぁ、ただ、こういう話は行くところまでいかないとなかなか議論にもならないから残念です。

日本も一緒ですが、政治家と言うのは次の選挙までのビジョンしかDNA的に持つことができないからから困ったものですね。たまに日本の政治家が「政治というものは一寸先も闇」とかいいますが、政治家という人種は本気で一瞬先が見えないんだ、と思います。

日本の場合、その政治家の生まれながらの不自由をカバーしてくれていたのが東京大学法学部を卒業した優等生で、彼らが官僚になってくれていたから少しは良かったものの、割が悪い仕事だと近頃気付き始めたのか、ゴールドマンやらPEに就職するか起業したほうが割がいいと、考えを改める優等生が増えているみたいで、将来の日本が思いやられます。

話が変わりますが、万が一にも小澤一郎が総理大臣になったら、このオバマの写真(下記リンク)みたいにカッコよく写るわけないか。というより、なんで日本の総理大臣にかっこいいと思える人が少ないのだろう個人的には(だいぶん異論・好き嫌いはあると思いますが)小渕、小泉、(途中までは)安倍、あー、あと橋龍、ぐらいでしょうか?

8月30日アメリカ市場:現実が勝ち、下落

アメリカの経済分析局によると、7月の個人収入が0.2%300億ドル上昇した、また、個人消費支出は0.4%441億米ドル上昇した。

個人の支出が高まっているのに、収入の伸びが鈍いため、今後企業の売上と成長が伸びず、雇用情勢が悪化するのではないかという懸念と、人口調査のために短期的に雇用されていた16万人が雇用を失ったため、金曜日発表される失業率で雇用情勢が悪化するのではないかという懸念から、昨晩のダウ平均は辛うじて10,000ポイントをキープしたものの、下落して終わった。

主な指数:
Dow10,009.73-140.92-1.39%
Nasdaq2,119.97-33.66-1.56%
S&P 5001,048.92-15.67-1.47%

値上り業種:
海外電話サービス:+0.44%
パーソナルコンピュータ:+0.44%
写真機材:+0.34%
タバコ製品:+0.34%
娯楽製品:+0.21%

値下り業種:
おもちゃ・趣味:-4.57%
プレハブ住宅:-3.95%
高齢者ホーム:-3.69%
マーケティング・サービス:-3.60%
地銀・ミッドウェスト市域:-3.59%

本:思考は現実化する、 著者:ナポレオン・ヒル

有名な本ですので、ブログの読者の中には読まれたという方は多いと思いますが、私は始めて読みまして、大変面白く、参考になる部分が多かったので、是非紹介させていただきます。





本の趣旨としては、どうすれば「富」を得ることができるかという話で、ナポレオン・ヒルは、鉄鋼王アンドリュー・カーネギー(カーネギー・ホールなど)の発案でカーネギーのお友達500人以上をインタビューして、彼らがなぜ成功できたのかということを、20年間に渡ってその「成功の哲学」を研究して、その結果がこの本に書かれています。


内容としては、日々どのような目標を持てばいいのか、リーダーにはどういう素質が必要なのか、など具体的なHow-to的な内容もあれば、実際の人物がどのようにして成功したのか・失敗をしたのか、と言ったように読んで、感じて、実行することでポジティブ思考を日々の生活を通じて脳に植え付けるような本です。

少し時代を感じる内容ではありますが、今でも十分通じる内容です。この同じ内容を現代風にアレンジしたのが「金持ち父さん貧乏父さん」のような、まぁ「思考は現実化する使い」を使い回したような本です。

2010年8月30日月曜日

力を合わせて為替操作

日本が為替介入できるのか、できないのか、というのがここ最近の経済ニュースの大きなテーマとなっていますが、このWall Street Journalの記事などを読むと、一体政府・民主党は何をしたいのかと疑いたくなります。中国に対して今後、人民元の柔軟性を期待する、と中国に行っている野田財務長官が言っておきながら、円相場に対しては強い態度で臨むなどというから、よくわからない。一層のこと、「力を合わせて為替操作しよう、中国よ、お前も手伝ってくれ。世界2位のお前と3位の俺が手を組めば1位のアメリカを倒せるはずだ」、とでも言ってもらったほうがいいんだが。まっ、裏ではそういう話をしているのかもしれませんが。

先ほど9時から臨時の金融政策決定会合が始まり、白川日銀総裁が午後2時半から記者会見を行う予定ですが、円高対策に対してどういう発表をするのか楽しみです。具体的に何かできる状況ではないので、何も具体的な案を発表するとは思えないですが、それを期待してか1ドル85.82とぐんぐん円安が進んでいます。

どうしても日本として介入しづらいのが下記New York Timesの記事にもあるように、8000億米ドルの連邦政府の支出と数兆円にもおよぶ連邦準備銀行からの貸付をしてでも、いまなお経済状況は悪化していて、二番底の可能性や数年にわたる不景気という話になっています。

予算の赤字幅拡大、国の借金の拡大、連邦準備銀行のバランスシートの悪化などアメリカの状況は「患者が医者に治療しに行って、すべての薬を使い果たし、残っているのは副作用がわからない臨床薬のみ」とこの記事は表現していますが、今後バーナンキとアメリカ政府はこのような状況で経済運営を行っていかないといけないのです。

アメリカも日本同様に自国通貨の下落による輸出拡大によってこの状況を抜け出そうとしているわけで(日米だけでなく、ヨーロッパ、アジア各国、言うならば世界のすべての国)、このような状況でうまく成功できるとは思えないですが、仮に円介入をして円安ドル高に持って行けたとしても、アメリカはドル高の痛手で景気が悪化し、消費が冷え、輸入が減少し、不景気の二番底になり、長年にわたって景気が低迷するということになりかねないわけです。日本にしてみると円安になることで短期的に輸出が増えたとしても、アメリカの反感を買い、価格を下げないとアメリカで買い手がつかなくなり、中国・韓国企業と価格競争になり、売れなくなることも考えられます。

結局日本企業は円高で損をするか、円安で売り上げを減少させるか、というオチがまっている可能性があるのです。


2010年8月28日土曜日

8月26日アメリカ市場:ひとまず好感をし、上昇

FRBのバーナンキ議長がスピーチのデフレや今後の経済見通しが前向きであったことや、アメリカの第2四半期のGDP1.6%とし、第1四半期の3.7%から比べる大きく下落したももの予想の1.4%を上回ったっことや、HP3Parの買収価格を一株あたり30米ドルにしデルの27米ドルを高めたことなどが投資家の期待感を高め、先日より大きく上がって引けました。

主な指数:
Dow 10,150.65+164.84+1.65%
Nasdaq 2,153.63+34.94+1.65%
S&P 500 1,064.59+17.37+1.66%

値上り業種:
ホールセール:+7.60%
銅:+4.32%
事故保険:+4.05%
リゾート・カジノ:+4.03%
非金属鉱業:+4.02%

値下り業種:
宝石店:-2.20%
セミコン・メモリ半導体:-0.89%
プレハブ住宅-0.56%
ドラッグストア-0.21%
ディスカウント店:+0.11%

バーナンキのスピーチ

先ほどFRBのバーナンキ議長がスピーチを行い、デフレ対策に最大限努力する、また、下期の見通しも、ペースは遅くはなるものの経済成長は続くとし、これに好感をして、現在ダウ平均は120ポイント以上上昇している。

アメリカの第2四半期のGDP1.6%とし、第1四半期の3.7%から比べる大きく下落した。ただ、この数字が予想より良かったことや、HP3Parの買収価格を一株あたり30米ドルにしデルの27米ドルを高めたことなどが投資家の期待感を高めた。

バーナンキは今のところ、大きなデフレリスクは少ないとしながらも、そのようなことになった場合にはあらゆる手段を投じて状況を打破するとしている。また、経済状況が悪化した場合には、FRBによる量的緩和、長期国債の大規模な購入を継続すると強いメッセージを伝えた。このようなメッセージを発信し対策を明確化することで、日本のようなデフレを回避したいという思惑がある。ただ、FRBのバランスシートがさらに悪化することに対する懸念は根強く、再生の健全化と経済の安定化の両立をいかにして今後行うか、今後手腕が試されることになると思います。


2010年8月27日金曜日

今のアメリカは「日本の失われた10年」より「もっと、もっとひどい」

ソシエテ・ジェネラル・ロンドンのストラテジストのAlbert EdwardsS&P 500指数が今の半分以下の450ポイントまで下落するとしている。その理由として、今のアメリカは「日本の失われた10年」より「もっと、もっとひどい」ためであるとしている(ただ、日本の場合失われたの20年近くになると思いますが...)。

今のアメリカにはまだ希望が有り余っていて、「株式を長期保有」から「国債をどんな価格でも」と考えが変わらない限り、氷河期の旅は終わらない、としている。

このため水曜日のS&P 500指数の終値の1,055ポイントから半値以上下落して、450ポイントになるとしている。

さらに、米国10年債の利回りが1.5%2%になるとし、ドイツの10年債は1.5%を下回り、10年物のイギリス国債も2%を下回るとしている。現在それぞれ2.55%2.14%2.87%である。

7月は55.5%と発表されたInstitute of Supply ManagementISM)の製造活動データが景気後退を意味する50%をここ数カ月以内に割ると思われ、そうなったときには株式市場は崩れ落ちていく、としている。

興味深い話ですし、私は可能性があると思います、皆様どう思いますか?日本も1991年にバブルがはじけて1995年ぐらいまで今のアメリカのように余裕が結構あって、株価下落とデフレと言われだし、本気で焦りだしたのが1998年ごろだったと思います。そして日経平均のバブル後最安値を付けたのはそれからさらに10年以上経った2009310 7054.98円でした。4万円近かった日経平均が誰もこんなに下がるとは思っていなかったように、1000ポイント以上あるS&P450になると思っていないと思います。

ただ、アメリカの場合、強かさがあるのと加え、日本という反面教師がいる分、切り抜けられるのではないかとも思います。

円相場の介入

ブルームバーグドイチェ銀行Bilal Hafeez日本が円相場に介入したとしても成功はしないだろうとしている。

理由としては:
-       80円になったとして介入しても成功するという確信を政府は持っていない
-       介入が成功するためには欧米の支持と協力が必要だが、現状ではその可能性は低い
-       それは、アメリカが中国の人民元介入を批判しているなかで、片方を批判し、もう片方に賛成はできない
-       そして、アメリカは為替が話題となりかねない中間選挙を控えている

アメリカの介入の支援を取り付けるのは難しく、その支援がなければ介入の成功の可能性は低く、成功する確信がなければ政府は動けない、という理屈です。ただ、政府の面子を保つためには努力したという姿勢を示す必要性もあると思うので、たとえ欧米の反発を食らってでも、ダメ元で介入する可能性もあると思いまが、どうでしょう?

8月25日アメリカ市場:失業保険申請減少の勢い続かず

午後前までは失業保険申請が予想以上に減ったというポジティブなニュースで一時プラスに転じていましたが、結局その勢いも続かず、午後はマイナスで推移しそのまま引けました。今後はアメリカ時間の金曜日に行われるバーナンキ議長のスピーチに注目。

主な指数:
Dow9,985.81-74.25-0.74%
Nasdaq2,118.69-22.85-1.07%
S&P 5001,047.22-8.11-0.77%

値上り業種:
多角情報サービス:+4.31%
おもちゃ・ホビー店舗:+1.80%
銀:+1.76%
金:+1.58%
コンシューマ・サービス:+1.35%

値下り業種:
セミコン・メモリ半導体:-4.15%
農業製品:-4.00%
病院:-3.34%
医療機器卸:-3.11%
繊維・アパレル:-2.96%

2010年8月26日木曜日

日本国債の崩壊?

「なぜ日本の国債が崩壊するか」という原稿がZerohedgeというブログに掲載されていましたのでご紹介したいと思います。15年以上前から国債は危ないと言われてきましたが、そう思って空売りをしてきた投資家・ファンドはことごとく消え去りましたが、今回はどうなのでしょうか?この原稿によると
-       今年の予算の収入が約40兆円、それに対して支出が約97兆円である
-       90年代まで低金利を可能にした個人資産・預貯金が減少志向にある
-       その理由として、労働人口の減少と高齢化のため、悪夢のような人口ピラミッドである
-       2四半期のGDP0.1%と痛々しい
-       そして、日本国債で損をした記憶を持つ投資家はいない
このような理由から円と国債は暴落の道しか残されていないとしている。
地震のようなもので、いつかは来るとわかっていても、いつ、どれだけの規模なのかはだれにもわからないと言ったところでしょうか?皆様はどう思いますが、日本の国債は安全だと思われます?

働く女性の15%が上司とセックスをし、そのうち37%がそれによって昇進できた

女性15%上司セックスし、のう37%昇進、としている、結果をアメリカのCenter for Work-Life Policyが発表しました。男性の61%と女性の70%がそういう噂がされた上司に対して敬意をなくすとしている。少し下世話な話で申し訳ありませんでした。

バーナンキ議長のスピーチ

昨晩のアメリカ市場の流れをそのままに、また、円高もひとまず(一瞬?)落ち着いたことで、今日の日経平均は5日ぶりに前日を上回り、昨日より+61.098,906.48で引けました。今夜のアメリカ市場は小幅な値動きで様子見と言った取引になりそうですが、いまの話題を少し記載させて頂きたいと思います。

連邦準備制度理事会の会議がアメリカ時間の金曜日(日本時間の土曜日)から3日間、ワイオーミング州のジャクソンホールにて行われるが、その初日に行われる予定となっているバーナンキ議長のスピーチにいま注目が集まっている。Twitterやブログでもお伝えしていますように、ここ数カ月の住宅、消費財、失業率などのデータがおもわしくなく、景気の先行きが不透明な状況、または二番底可能性も指摘されています。

そんな中、バーナンキ議長のスピーチで理事会は現状をどのようにみているのか、今後の経済見通しと今後必要な対策が明確化されるかどうか、特に日本にとってはドル安の要因ともなる量的緩和や連邦準備銀行による米国債の購入をさらに行うかどうかなど、内容によっては市場に大きな景況を与えかねないスピーチとなりそうです。

日本は第9位とのことです。

世界のいい国をランクしたNewsweekのウェブサイトを友達から送られてきたので、下記にてリンクします。インタラクティブが良くできていて面白いです。

日本は9位にランクされました。フィンランドが1位、オーストラリアが4位になっています。日本は健康が堂々の世界第一位、教育水準も高いところにあります、クオリティ・オブ・ライフと経済活力は普通で、政治環境はスロバキアの下、リトアニアの上と言ったところです。

8月24日アメリカ市場:4日ぶりに上昇

主な指数:
Dow10,060.06+19.61+0.20%
Nasdaq2,141.54+17.78+0.84%
S&P 5001,055.33+3.46+0.33%

値上り業種:
銀:+4.84%
住宅建設:+3.18%
長期看護施設+3.15%
水道施設+3.05%
金:+2.95%

値下り業種:
海外電話サービス:-2.03%
乳製品:-2.00%
海外地銀:-1.86%
農業用薬品:-1.66%
国内航空:-1.33%

2010年8月25日水曜日

成熟した日本?それともスワージランドに抜かれる日本?

早稲田大学の加藤典洋教授の投稿記事が英文に訳され、ニューヨークタイムズに掲載されていました。原文の日本語の記事を探してみたのですが今のところ発見に至っていません。

タイトルは日本語で「古くから肩をすくめることができる日本」と訳すと近いかと思います。先日、日本が中国に追い抜かれGDP世界第3位になったことで日本の「肩に荷がおりた」ことによる現状ついて語っている内容となっています。

具体的には、1910年から1977年までずっと1%の伸び率で人口が右肩上がりだったのが2005年に初めて縮小を始めることで右肩下がりになり、お米の生産量も1878年から1960年までずっと右肩上がりだったのが1960年代を境に下がり始め1980年には中国に追いつかれた話をしています。

また、バブル以降に生まれた子供たちは、当然バブルを知らないわけで、彼らはクリスマス・イヴに高級ホテルに宿泊したり、車に乗ったり、酒を飲んだりしなく、消費意識が少なく、それよりマクドナルドでコーヒーを飲んだり、吉野家で牛丼を食べたりする、と。

さらに、彼らは日本が小さな国であり、小さくていいのであるとしている。右肩上がりの時代は過ぎ、日本は世界で2位とか5位とか15位とかこだわる必要がなく、それより環境や日本人より運のない人のことを考えるのも重要ではないかとしている。

これも日本が成熟してきた表れではないか、と。

周りは成熟し、考えが変わってきているにも関わらず、石原新太郎のような保守的な考えをもつものは中国より下になったことが許せずにいる、としている。

このよう内容である。

この記事のように経済成長が右肩上がりでなくなった理由としては人口の減少と、もう一つが「戦う目標」が無くなったことが要因だと私は思います。戦後はみんな終戦直後のあんなひもじい思いは嫌だから頑張って裕福になろう、と家族、会社、国が一丸となって戦ったわけだが、だんだん戦が長引くにつれてその「闘志」が薄れて行った感じがします。

この記事に賛成するのが、環境や日本人より運のない人のことを考えるなどほかにも大事なことがあるという考えを持つことです。先頭を走っている人は後ろ向きで走らないので、後ろの状況や気持ちがわからないわけです。一回止まって周りを見渡すと、忘れてきたものを発見するかもしれません。

しかしながら、私は2位とか5位とか15位でいいとか言うより1位になるべきだと思っています、少なくとも、なりたいという気持ちを持つべきだと思います。15位でよしとすると、50位でもよし、100位でもよし、じゃ、どれぐらいだったらプライドが許せなくなるのか。プライドなんて捨てたというのなら、GDP何位の生活だったら我慢できるのか?。GPD150位あたりのスワージランド、スリナム、モーリタニアみたいに聞いたこともない国になってもいいの?ってなると思います。

負け犬根性ではないですが、子供のころにいたかもしれませんが、競争をしていて抜かれた直後に力を抜いてだらだら走ったり、足を怪我したとか言ったり、レース後1位の子に「いやー怪我しちゃって、それがなければ勝てたのになぁ~、えへへ」となるのは、いやです。

そのうちスワージランドにGDPが抜かれ順位が入れ替わったら、スワージランドの人に世界第3GDPとして戦うより、自分たちより運のない日本人のことを考えるなど、ほかにも大事なことがある、というようなことを言われる日が来るかもしれません。