昨日のブログにも書かせて頂きましたが、8月の中国の経済データが発表されました。簡単にまとめると、共産党が銀行の貸し出し基準を厳格にし、不動産価格を抑えようとしている中でも、工業生産高は順調に伸び、経済は思いのほか順調に成長し、そのためインフレ率も高くなっている、となっており、予想以上に中国経済は順調であることが分かりました。
主な8月のデータとして:
- 工業生産高は前年対比で13.9%上昇
- 消費者物価は前年対比で3.5%上昇
- 食品価格は前年対比で7.5%上昇
- 小売は前年対比で18.4%上昇
メリルリンチはGDPの成長率が7月から9月までの四半期は9.4%、10月から12月までの四半期を9.0%になると予想しています。
この様に、中国の経済は順調に成長していて、それによって世界経済を引っ張って行っているのがわかります。
今後の懸念材料・注目材料と思っているのが
- 為替問題:人民元は強くなりつつあるが、それでも弱く、いつ変動相場を取り入れるか
- 金利:現在5.31%の金利をいつ引き上げるか
- インフレ:消費者物価・食品価格が給与上昇率を上回っているため、最近ストやデモが頻発
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