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2010年9月7日火曜日

労働者の日に500億ドル

昨日のアメリカはLabor Day、労働者の日ということで株式市場は休みでしたので、いつもの市場情報もお休みになります。

そういう中でオバマ大統領が500億ドルを空港、道路、電車などの公共事業に充てるという新たな景気対策の内容の発表をしましたが、なんだか昔の日本の正夢を見ている感があります。

日本が20年近くに渡って公共事業などに莫大なお金を使って景気対策をしてきました。不景気やデフレの中、それほど痛みを感じずに済んだのはその財政出動のおかげだ(野村総研のリチャード・クーなど)という意見と、反対にただの無駄金を使って後世に借金だけを残した(国民のほとんど)に分かれると思います。

私は、国がお金を使ったおかげで痛みが少なく済んだのだと思っていますが、それが果たして良かったのかという疑問を持っています。それは、何でも上昇もしくは横ばいで推移していたら誰も何も変えなくていい、変革などいらないと感じ、非効率であっても従来通りの方法で物事を進めてしまいます。物事がうまくいかなくなってから初めてイノベーションや新たな発想とものが誕生すると思うので、日本がやってきたこと、アメリカがやっていることは、現世の痛みを軽減し、改革を将来に持ち越し、後世に借金を残すだけではないかと感じます。勇気を出し痛みを感じてみるのもいいのかも知れません...

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