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2010年9月8日水曜日

9月7日のアメリカ市場:9月のノリノリ気分はヨーロッパによってエンスト気味

昨晩のアメリカ市場、久しぶりに負けました残念です、9月は負け知らずで行くかと思ったのですが、そんなに甘くはないです。ということで、ヨーロッパが銀行ドックを行い、新たに(いつものように)銀行の健康状態への不安が浮上した結果、アメリカの主な指数は1%以上下落して全敗となりました。

多くのヨーロッパの銀行はアイルランド、ポルトガル、ギリシャの債券を保有していますが、ここ最近この国々の調達金利が高騰しているため、今後の資金調達が困難になるのではないか、その場合、デフォルト→債券の価値=ゼロ、という懸念が昨晩の市場に反映されました。

また、この結果、ユーロがもっとも弱くなり一時106円前半につけ、続いてドルが一時83.5を下回り、円の一人勝ち状態となりました。また、金や銀の現物も高騰し、9月末引き渡しの金が1オンス$1,257.30で取引されていました。

ロンドンのSchroder Investment Management Jamie Stuttardによると、8月までは世界経済の心配から投資家は安全なドイツ債券に走ったことでドイツの金利が下がり、反対に不安なスペイン、ポルトガル、ギリシャの金利が上がる状態であったが、今はその国々への心配から金利が上昇しているとしている。

今週アメリカ時間の水曜日に出される連邦準備銀行から発表されるベージュ・ブック(各地域の経済動向のレポート)と木曜日に発表される失業者の数字が注目される。

主な指数:
Dow10,340.69-107.24-1.03%
Nasdaq2,208.89-24.86-1.11%
S&P 5001,091.84-12.67-1.15%

値上り業種:
音楽・ビデオ店:+1.89%
金:+1.31%
銀:+1.02%
アプリケーション・ソフトウェア+0.44%
外食:+0.27%

値下り業種:
乳製品:-5.00%
写真機材・製品:-4.62%
産業織物:-4.27%
出版・新聞:-4.21%
ゴム・プラスチック:-4.03%

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