大恐慌以来最大の不景気が終わっていたということが昨日正式に全米経済研究所(NBER)から発表されました。終わったのは去年の2009年の6月で、始まりが2007年12月なので、18ヶ月間アメリカは不景気だったことになります。
ただ、別に以前みたいに良くなったというものではなく、要するに、2007年末に景気のピークに達し、1年半かけて落ちて、2009年6月以降少しずつ上昇しているものの、2007年末のレベルには達してはいない、ということになります。
失業率が9.6%で今なお1500万人以上が失業中ですが、計算して発表しているのは経済学者なので、景気がいいか悪いかの感じる気分ではなく、経済指数で判断をしているようです。その根拠のグラフをBusiness Insiderというサイトがまとめています→2009年にどうして終わっているかの10つのグラフ
しかし、この発表は精神的には安心するものがあって、昨日の主な指数は大きく上昇して、約4カ月ぶりの高値で終わりました。
主な指数:
Dow:10,753.62、+145.77、+1.37%
Nasdaq:2,355.83、+40.22、+1.74%
S&P 500:1,142.71、+17.12、+1.52%
値上り業種:
オフィス用品+7.96%
おもちゃ・ホビー店:+6.89%
放送・ラジオ:+5.12%
アプライアンス:+4.79%
セキュリティ・安全サービス:+4.77%
値下り業種:
紙・紙製品:-1.67%
長距離通信:-0.75%
保険代理店:-0.35%
ネットワーク・通信デバイス: -0.13%
トラック運送:+0.01%
0 件のコメント:
コメントを投稿