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2010年9月6日月曜日

闇将軍が5兆ドルの日本経済をぶっ潰す!?

さて、今回は日本の政治についての考えをアップさせて頂きたいと思います、とりわけ注目するのが今週末に行われる民主党代表選、小沢一郎と菅直人総理の党代表争い。久しぶりになんだか盛り上がって、経世会対何々派閥と、古き良き時代の自民党を彷彿とさせる感じで、個人的にはメチャ盛り上がっています。民主代表選の場合、自民党と少し違うのが秘密裏で決められることも残しつつも、街頭演説やテレビ討論を行い「なんとなく公正」に選挙を演出しているところでしょうか。

私が注目するのが選挙後負けたほうが党内でどのような位置づけになるのかということですが、正直言ってどちらがなってもたいして日本は変わらないと思っています。というのも、日本の政策を主導しているのは官僚であり、あくまで決定している(ことを装っている)のが政治家です。前にもアップしましたが、ほとんどの政治家と言うのは次の選挙をいかにして勝つかしか頭にないわけで(これは悪いわけではなく、しょうがないだけで)、極端な話し、その選挙の後に地元にある程度お金が回り、日本全体に至ってはどうなろうが関係ないのです。仮に本気で日本全体のことを考えたいと思っていても、能力がなかったり、時間がなかったり、スタッフが少なかったり、選挙活動が忙しかったり、ご飯を食べに行ったり、いろいろとほかに没頭することができてしまうわけです。

ということは、政治家ができなかったら、日本を主導できるのは官僚です。でも、ここ最近官僚=天下り=悪というレッテルが張られ、わざわざお金と時間をかけて東大法学部を出た天才児たちが官僚になろうなんて思わなくなりました。昔だったら東大に入って大蔵省に入ったらファミリーおろか、地元小学校や町内のスーパーヒーローだったのが、今では、ベンチャー始めたり、FXのシステムを開発したり、お金を一杯払ってくれる外資系企業に入ったり、ほかに賢いオプションができ、選ぶようになりました。そうなると優秀な人材が日本をリードしてくれなくなります。

そもそもこうしてしまったのが小泉純一郎の政策決定方法でした。小泉総理以前は、官僚が上げてきた政策に政府・自民党はハンコを押してオーケーしていたのです。しかし、小泉純一郎が首相になってからは総理主導を演出し、改革と歌い、規制緩和、自民党の改革、予算決定など、民意の反応を見つつ、官僚と談合しながら政策を盛り上げいたと私は思います。そのあとの総理たちがことごとく失敗したのが、小泉手法をマネようとした(安倍、鳩山)、もしくはマネまいとし(福田、麻生)、中途半端になったところです。

そこで、今の二人の総理大臣候補を見てみると、菅直人総理は官僚など切り捨てようとしたがやっぱり無理がわかったので、財務省が上げたい消費税の議論を始め、官僚に公平な概算要求の1割カットの自民党方式を取り入れたのです(長年政権を運営した自民党はバカではなかったようです)。反対に小沢一郎が総理になったら国債をさらに景気よく発行して地方へのばら撒きが始まり、国の借金が収拾付かないことのなるように思います。

海外のメディアはこの代表選を見ているのか、ブルームバーグには「闇将軍が5兆ドルの日本経済をぶっ潰す」という見出しの記事を掲載していました。私と違って、総理大臣の人選によって日本の将来が良くも悪くもなるとし、菅直人が代表選に勝てば日本は変わり、小沢一郎が勝てば日本は世界から見捨てられるとしている。

内容としては、菅総理が小沢陣営に複数のポストを与えると裏取引をしていればこんな面倒なことにならなかったものの、菅総理は頑張った。そして、もし菅総理が代表選に勝ったら、日本を世界3位にしてしまった現状体制に対して挑戦することができるが、もし小沢一郎が勝ったら日本は世界の投資家から見捨てられことになるであろうとしている。

菅総理になってからやっと改革が行われ始めた矢先に、鳩山と小沢のコンビが「ちょっと待った」をかけてきた。国民が菅総理継続を希望していても、小沢は選挙に強いのだから、代表選がどうなるかは分からない、としている。

もし小沢総理となった場合、強い円を望み、国債を発行し、公共事業にお金を使う、いつまでも同じ映画を見ているような感じで、キャッチコピーにはマーティン・ルーサー・キングの「I have a dream」(私には夢がある)などとしているが、彼の政策は悪夢を引き起こしかねない、としている。

百歩譲って小沢一郎の政策にはびっくりするかもしれない、小沢一郎には力があり、リーダーシップもあるのだから。ただ、力があっても日本を前に前進させられないのならそんな力には意味がない、と。

少なくとも、菅直人は日本の財政をどうにかしないといけないと勇気を持って言い始めているのだから、もう少しチャンスを与えるべきであり、来週の選挙が日本にまた日が昇るかどうかの過渡期になる、と言った内容です。


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