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2010年10月28日木曜日

マーケットにお伺いを立てる中央銀行、不思議な光景

今日、本当はDiggというソーシャルサ-ビスの経営悪化のニュースをお伝えしようと思っていましたが、来週の金融緩和策・量的緩和第2段(QE2)の発表を控え、面白いニュースがありましたのでこの流れを続けようと思います。

ブルームバーグ、連邦準備銀行(FRB)は量的緩和の規模について、以下の金融機関の債券ディーラーにアンケートを送ったそうです。

BNP Paribas Securities Corp.
Banc of America Securities LLC
Barclays Capital Inc.
Cantor Fitzgerald & Co.
Citigroup Global Markets Inc.
Credit Suisse Securities (USA) LLC
Daiwa Capital Markets America Inc.
Deutsche Bank Securities Inc.
Goldman, Sachs & Co.
HSBC Securities (USA) Inc.
Jefferies & Company, Inc.
J.P. Morgan Securities LLC
Mizuho Securities USA Inc.
Morgan Stanley & Co. Incorporated
Nomura Securities International, Inc.
RBC Capital Markets Corporation
RBS Securities Inc.
UBS Securities LLC.

そのアンケートの内容は:0米ドル、2500億米ドル、5000億米ドル、1兆米ドルを使って6か月に渡って資産を買い戻した場合、10年債券の利回りを予測してください。また、追加措置をいつ行い、最終的な規模を予測してください、と言ったようなものだったそうです。

量的緩和の規模が思いのほか小さくなるのではないかと言う懸念から昨日のアメリカ市場は値を下げました。このブルームバーグの記事でも、規模が1兆ドル以下だと市場は失望するとしています。

中央銀行がマーケットにお伺いを立てるのは何とも摩訶不思議な話です。

日本でも消費税をいくらにすべきか、TPPに加盟すべきか、中国と仲良くすべきか、築地を移転すべきか、などアンケートにしてみると面白いですね。

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