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2010年10月21日木曜日

ソーシャルメディア=パーソナル・ブランディング

最近TwitterFacebookLinkedIn、などのソーシャルメディアを使われている人が日本でもだいぶん増えてきていると思います。ご存じの方も多いと思いますが、それぞれ目的が少し異なります。使う側の個人の目的もさることながら、見る企業側の使い道も最近発達してきているようです。

初めに、それぞれのソーシャルメディアの違いについてご説明したいと思います。

Twitterは少ない文字(140文字以内)で今考えていることを「つぶやく」ことでき、同じ考えをする人と「友達」になり、考えを共有することが目的です。

Facebookは私生活が分かるページを写真やビデオやコメントを使って作り「友達」と分かち合うことが目的です。

LinkedInは反対に履歴書や職務経歴書などを自分のページにアップすることで、個人の仕事・プロフェッショナルな面を公にすることが目的です。

ソーシャルメディアでもあるブログはこの中でもっとも古くからあり、好きなことを好きなだけ書ける自分のページで、説明の必要もないと思います。

さて、個人からの視点で見ると友達とつながったり、考えていることを簡単に伝えたり、職探しに活用したり、あまり深く考えなければたいしたものではありません。逆に面倒なものかもしれません。Nielsen ResearchのデータによるとTwitter100名以上のフォロワーがいる割合は3%、フォロワー数がゼロの割合が24%。そして始めて1ヵ月後にまた戻ってくるユーザーの割合は40%だと言う。要するに60%1ヵ月以上Twitterをやらないと言うことです。

私はTwitterを始めて2ヵ月ほどになりますが7,373の方とフォローをさせていただき、Facebookを始めて3年ほどになりますが200名と友達です。LinkedInを初めて2年ほどで100名ほどの方と繋がり、ブログも始めて2ヵ月ほどになり27名が読者、一日平均100名ほどに訪れて頂いております。

Twitterとブログを始めて2ヵ月になりますが正直こんなに続くとは思いませんでした。

でも、最近続ける意義がほかにもたくさんあることに気付き始めましたので、このことについて妻を例にしてお話したいと思います。

妻には良くLinkedInを通じてリクルータやヘッドハンターと呼ばれる方々から連絡が入ります。そして、そのコネクションを通じて今の会社で面接まで行きました。

上司となる人は、彼女のFacebookのページをみて面接の有無を決めたそうです。

そして、ある方がここ数週間で退職されたらしいのですが、よくある社内通達メールで、その方がTwitterをしていて数千名ものフォロワーがいて会社に貢献した、と言ったような内容が含まれていたそうです。

妻もまた会社でTwitterをしています。

彼女の会社には社内リクルータという役割の社員がいて、ソーシャルメディアでリクルーティング活動をしているそうです。

この様にソーシャルメディアを企業側が使いこなし始めています。妻の会社は外資系と言うこともあり、先進的かもしれませんが、徐々に日本企業もこの様になってくる可能性が高いです。

そうなってきますと、ソーシャルメディアを使いこなすのが「面倒」や「だるい」や「内容が無い」とか「プライバシー」が、とか言っていられなくなってきます。

だって、やっていない人は仕事に就けなくなるかもしれないからです

そんなバカな、と思う人もいるかもしれませんが、企業側に立って考えてみましょう。ソーシャルメディアを使えば企業は:
-       外部に依存せずに社内リクルータがソーシャルメディアを使って候補を探せます。
-       LinkedInには履歴書、Twitterやブログには考え方、Facebookには友達や過去の同僚との会話等が簡単に見ることができるので、その会社に適した人材か判断できる。
-       面接では限られた時間の中で断片的にしか人間性を判断することができないが、ソーシャルメディアだと友達や他人との会話、ブログには考え方が見られるので普段の人間性を容易に判断できるようになります。

要するに、自分で自分のプランディング、パーソナル・ブランディングをしないといけない時代になるのです

今まではブランディングは企業が自社にしたり(例:オラクル)、製品にしたり(例:レクサス)していました。その理由は、ブランディング=広告=高い、だったからです。

でも今では、インターネットが発達し、ソーシャルメディアという新たな発信手段ができてきたことで、個人でも簡単にできるようになりました。そして簡単になってくると「できる」から「しないといけない」、パーソナル・ブランディングの時代が近づいてくると思います。

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