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2010年10月12日火曜日

「双方向」の参加型マーケティング: 2.0の時代

皆様こんにちは!だいたい日刊経済新聞をいつもご覧いただきましてありがとうございます。このブログを始めてからもう少しで2ヵ月が経とうとしていますが、コンセプトは「世界から観た日本の経済について」として、火曜日から土曜日の朝にアメリカ市場のニュース、例えば、なぜアメリカ市場が下がったのか・上がったのかをお伝えして、さらに定期的に海外から見た日本経済についてブログを更新してまいりました。

ありがたいことに、定期的に海外から見た日本経済の記事は予想以上に皆様からのフィードバックが良く、いろいろとポジティブなご意見を頂くことができました。反対に昔から、なぜ昨日アメリカ市場は下がったの?上がったの?って良く聞かれたことから始めたアメリカ市場のニュースに関して、皆さまの反応がイマイチでしたのでこれは取りやめようと思っています。

107日に「会社設立の準備をしていて日本経済について思うこと…」の中でマーケティングに関して更新しましたところ、皆様からの反応・フィードバックが今まで一番よかったです、ありがとうございました!

このため、今日からアメリカ市場のニュースをひとまず取りやめて、代わりにマーケティングに関する情報、それから今までと同様に「海外から見た日本経済」の二つの視点からブログを更新してまいりたいと考えております。

これからも是非お立ち寄り頂けましたら幸いに思います。

それでは今回はマーケティングについてです。

107日の更新で1.0の世界と2.0の世界について「1.0は片道走行の情報発信、2.0は双方向の情報交換を意味します」とお話をしました。

Web 2.0という言葉を発案したのがO’Reilly Mediaだと言われています。そのO’Reilly Media Web 2.0の定義を:
-       さまざまな方針や手法が組み合わさることでインターネットやウェブアプリケーションにおいて、ユーザー同士で双方向性が促進されること
としています。

このコンセプトをもとにオンライン上にはさまざまなコミュニティやサービスが開発され、これからもどんどん誕生して行くと思います。代表されるのがFacebookTwitterFlickrなどのソーシャル・メディアです。Facebookでは自分の存在を示して人とつながりを保つ、Twitterでは自分の話を人に伝え人の情報を仕入れる、Flickrでは自分や人の写真をシェアし合う、と言うふうに双方向で情報や気分やデータ等が行ったり来たりしています。

ようするに、Web 2.0とはユーザー同士で情報を発信したり、共有したり、意見を言ったりすることでコミュニティが出来上がっていく仕組みのことを言います。

人々の情報の「入手」の方法が徐々に変化してきますと、ビジネスにおけるマーケティングも変化しないと付いていけなくなります。ようするにビジネスはMarketing 2.0に対応して「片道」から「双方向」に変化・成長して行かなくてはならない時代が近付いていると思います。

この様な状況の変化、考えの変化のことを英語ではパラダイム・シフトと言いますが、まさしくそのような状況に今差しかかっていると思います。

これまでのMarketing 1.0の場合、企業は会社のロゴやメッセージを広告などを通じてポテンシャル顧客(ターゲット)に一方的に流すことで、その中の一部がユーザー顧客となっていました。要するに、顧客から企業に寄ってきていました。

しかし、これからのMarketing 2.0ではソーシャル・メディアを通じてポテンシャル顧客と双方向の関係を作り・維持していくかが重要となってきます。企業から顧客に寄って行き、その途中で信頼されるようにならなければいけません。

会社ではないのですが、一つ例にあげますと、2008年のアメリカの大統領選挙が有名です。このとき現大統領のバラク・オバマが共和党代表のジョン・マケインと対戦し、勝利しましたが、この勝利にソーシャル・メディアが大きく影響したのではないかとされています。このようなデータがあります:

-       2008年末の時点、オバマがTwitterでフォローしていたのが約153,000人、フォロワーが約148,000人、反対にマケインがフォローしていたのが約5,800人、フォロワーが約5,000
-       選挙中オバマは263回ツイート、反対にマケインは25回ツイート
-       オバマは勝利後すぐにツイート、マケインの最後のツイットは投票11日前
-       Facebookに至ってはオバマの約340万人に対してマケインは約600,000

「片道」の発信型のMarketing 1.0から「双方向」の参加型のMarketing 2.0の時代が近々日本にもやってきます、その時までに準備をしておきたいものです。

ちなみに私のFacebookyasu.saitoTwitter@yasuyuki_saitoとなります。よろしければリンクしてください。

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