8月17日のアメリカ市場

主な指数：
Dow Jones: 10,406, +103.84, +1.01%
S&P 500 Index: 1,093, +13.16, +1.22%
Nasdaq Composite Index: 2,209, +27.57, +1.26%

寝ている間のアメリカ市場では久しぶりにプラスのニュースが多く、東京の夜のような暑さで主な指数も上昇した。影響したのが量販店のWal-MartとHome Depot Inc. の第二四半期の決算が良かったことと、豪英の世界最大の鉱業会社であるBHP BillitonのPotash Corp.への買収提案がPotashのボードによって否定されたことや、両社ともに梱包資材などを生産するPactiv Corp.がReynolds Groupに買収されるというニュースで、M&A活動が今後活発になることへの期待感が好感したようである。

Wal-Martの利益は昨年同四半期の34.7億米ドル比較して36億米ドル、一株当たり97セントと上昇。また、売上も2.8％上昇し1030億米ドルとなった。

Wal-Martはあれだけ大きな会社なので当然IT技術が発展しているのですが、一つ面白い話を思い出しました。アメリカ南部の台風の季節、台風が上陸する前に住民が何を買うか、必要とするのか、そのために何を棚に並べればいいのかをそれまでの購買履歴などをWal-Martが調べたところ、何だと思いますか？私なんかは、水、ガスボンベ、トイレットペーパー、缶詰などかなぁと思ったのですが、実はイチゴのジャムがのったクッキーとビールだったらしいのです。アメリカの方は不思議だと思いました。3年前のものですがWal-MartのITに関する記事がNew York Timesにありましたのでリンクします：
What Wal-Mart Knows About Customers' Habits (New York Times)

また、Wal-Martに関するちょっとしたトリビアです：

1. アメリカ人は1時間に3600万米ドルをWal-Martで使っている

2. これは1分間に約2万ドルの売上
3. Wal-MartはHome Depot、Kroger、Target、Sears、Costco、K-Martの合計より売上げは多い
5. 160万人を雇用し、政府自治体以外では一番多く雇用している
6. 史上もっとも大きい会社である
11. 2007年には72億回レジが使われ、地球の人口より多い