昨晩のニューヨークのダウ平均は634ドル下落しました。これは1896年にダウ平均が始まって以来、115年という長い歴史の中で史上6番目の下げ幅だったのです。
そしてこの1週間の下げ幅は2008年以来の下げ幅になりました。この一週間のチャートが下記となります。
先週の金曜日の時点で売られ過ぎと言われていた中で昨晩の下落なので、相当の痛手を負った人たちがいたのではないかと思います。
このブログでも以前から量的緩和について記載していますが、今回もまた量的緩和を発表するにふさわしい状況だと言えます。明日FRBが会合を開きますので、量的緩和第3弾を発表する可能性があります。
世界の経済がここまでの不透明感に陥ってしまった理由はと言うと、2008年のリーマンショック以降、先進国は経済の失速の穴埋めをしようと大量の国債を発行したことによる借金問題、その借金があるために将来同様の事態がおこっても実弾が無いのではないかという心配が一つの要因だと言えます。
その「将来の同様な事態」の候補としてあがっているのがスペインやイタリアの金利の上昇や中国の景気失速などなどです。
Foreign Policyという雑誌のインタビューでニューヨーク大学の経済学者のNouriel Roubiniは二番底の可能性が高くなったとしていて、その理由として3年前に比べて先進国の借金が膨らんだうえに、増税や緊縮財政を進められる政治状況にないため、今後取れる政策の幅が限定されているとしています。
このような状況なので、投資家は安全を求めて米ドルより「より悪くない」と思われている日本円買いに走っているのですが、日本の場合、借金を保有しているのは日本人とは言え、GDPの220%の借金の日本と100%のアメリカ、それから4年の間に4人の総理大臣と8人の財務大臣の日本とそれぞれ2人ずつのアメリカ、どっちの方がより信用できるのか…
その多額の借金のせいで格付け会社のS&Pによってアメリカ国債の格付けが最高のAAAからAA+で格下げされました。これによってより一層「将来」に対する不安が拡大したため、週末にはG7財務大臣会合を開いたり、各国の首脳がアメリカに対する揺るぎない信頼を発表したりしました。でも、国内の政治家が漁船の船長をどうすればいいのかあたふたしていたのに、電話会議一本で世界中の政治家が一律に米ドルや国債に対する「信頼」を発表するとなると、「本当」に信頼できるのか疑問が湧きます。
今後日本に限らず世界各国ができることは、今までと同じようにお金を印刷するか、借金をするか、税金で吸い上げるかしか方法が無いわけなのですが、この手法自体が今の状況を作ったと言えます。困ったことに、何もやらなければ世界経済はより悪くなりますが、従来通りのことをやっても良くはならないという、なんとも矛盾した状況に立たされているように思います。
このような不安な状況の中で、ものすごい量のお金が安全を求めて世界をさまよっています。たどり着く場所として日本円であったり、金であったりするのですが、このような状況が続く限りは円が強くなり、金の値上がりも続くと考えられます。
日本でもそうであるように、どの国でも変化を嫌い、現状維持をしたいと考えるものです、それがインフレやデフォルトや借金を山積みにしてでも、どんな方法であっても。このよう状況であれば誰もが不安になると思います。その結果が上記のチャートに表されているのです。
2011年8月9日火曜日
2010年10月9日土曜日
10月8日のアメリカ市場:雇用データ最悪ながらもダウ11,000越え
昨日のアメリカのマーケットは久しぶりに、5月以来のダウ11,000を超えて引けました。予想よりも悪く95,000人が9月に仕事を無くしたというデータが発表され、普通なら株価は下がると思いますが、昨日の主な指数は上昇に転じました。
上昇に転じた理由というのが、この悪化している数字を背景にFRBはより積極的に量的緩和が行えるだろうという予測から上昇に転じました。日本にとってはいい話ではないです。
ここ数日、円高が進んでいますが、通貨の安売り競争がより熾烈になり円高がますます進む可能性があります。ニュース報道では野田財務大臣が今日から行われるG7にて円介入への理解を求めるとしていますが、到底望み薄であり、そう言う中で今後どのような対策を投じるのか、期待をせずに見守りたいと思います。
主な指数:
Dow:11,006.48、+57.90、+0.53%
Nasdaq:2,401.91、+18.24、+0.77%
S&P 500:1,165.15、+7.09、+0.61%
値上り業種:
リゾート・カジノ:+5.48%
農薬:+4.95%
半導体・メモリチップ:+4.77%
出版・新聞:+4.64%
家財道具:+4.37%
値下り業種:
ISP:-3.37%
肉製品:-2.34%
ドラッグ・ストア:-1.12%
音楽・ビデオ店:-0.93%
地方銀行・中大西洋地区:-0.89%
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アメリカ市場
2010年10月8日金曜日
10月7日のアメリカ市場:横ばい
昨日のアメリカのマーケットは上がったような、下がったような、横ばいに終わった一日になりました。第3四半期決算の内容や今夜発表される9月の雇用データを見守る状況のようです。
昨日から第3四半期の決算発表が始まりました。始まりはいつものようにAlcoaで、こちらは売上が上がり、将来の見通しも良好でしたが、利益が減少しました。このほかには半導体メーカーのMicron Technology Inc.が決算を発表したが、売上と利益がともに減少したことを発表しました。
日本時間今夜に9月のアメリカ雇用のデータが発表されますので、こちらに注目が集まります。
マイクロソフトのCEOのステーブ・バルマーがアドビ本社に行ってアドビのシャンタヌ・ナラヤンCEOと会談をしたとNew York Timesが報道したことが話題になっています。同記事によると、会談の内容はApple対策、特にApple製品にAdobe Flashが装備されていないことや、マイクロソフトによるAdobe買収の可能性についてだったそうです。数年前にもMSによりアドビの買収の話があったそうですが、独禁法に引っ掛かる可能性から取りやめになったそうです。このときはAppleもGoogleも強烈になる前だったので今回は可能性があるのではないかとしています。これによりアドビ株が10%上昇したそうです。
主な指数:
Dow:10,948.58、-19.07、-0.17%
Nasdaq:2,383.67、+3.01、+0.13%
S&P 500:1,158.06、-1.91、-0.16%
値上り業種:
事務用品:+2.07%
ゼネコン:+1.48%
マーケティングサービス:+1.46%
衣料店:+1.44%
ISP:+1.44%
値下り業種:
プレハブ住宅:-4.41%
銀:-3.38%
診断物質:-2.79%
宿泊施設:-2.77%
コンピュータ周辺機器:-2.68%
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アメリカ市場
2010年10月7日木曜日
10月6日のアメリカ市場:テック系企業惨敗
昨日のアメリカのマーケットは民間の雇用者数が減ったことや、テクノロジー系企業のレーティングが下げられたことなどから、ダウ平均が若干上がった以外は下がった一日となりました。
データストレージ会社のEquinix Inc.が収益予想を大幅に下げたことでアナリストにレーティングを下げられ、株価は33%下落した。これにつられて、Citrix Systems Inc.が14%、Salesforce.comが7.9%下げるなど、テクノロジー系企業は大きく下がりました。
また、民間企業の雇用者数が1月以来の下落で、9月は39,000人減ったと民間調査会社のADP社が発表しました。20,000人上昇すると予想されていたので、ちょっとビックリな結果となりました。
金もまた上昇を続けています。12月引き渡しが1,347.70米ドルとなりました。また、銀、銅、プラチナ、などの鉱物も上昇傾向にあります。FRBが金融緩和策を発表するとみられる11月まではこの流れが続きそうに思います。
今日の午後、「会社設立の準備をしていて日本経済について思うこと…」という題でまたブログを更新したいと思っております。
主な指数:
Dow:10,967.65、+22.93、+0.21%
Nasdaq:2,380.66、-19.17、-0.80%
S&P 500:1,159.97、-0.78、-0.07%
値上り業種:
おもちゃ・ホビー店:+3.74%
銅:+2.96%
乳製品:+2.59%
非金属鉱業:+2.54%
セメント:+2.34%
値下り業種:
ISP:-10.19%
テクニカル・システムソフトウェア:-5.96%
データストレージ機器:-4.11%
インターネットソフトウェア・サービス:-3.95%
音楽・ビデオ店:-3.38%
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アメリカ市場
2010年10月6日水曜日
10月5日のアメリカ市場:日銀のおかげで上昇
昨日のアメリカのマーケットは日銀のゼロ金利政策復活と供給管理協会(ISM)が発表した9月の非製造業指数の結果に反応して上昇しました。
日銀のゼロ金利政策復活に関してはこの後別の題で改めてアップしたいと思っています。
供給管理協会(ISM)が発表した非製造業指数は8月の51.5%から9月は53.2%に上昇しました。これは予想よりも大分良く、MFR Inc.の北米チーフエコノミストのJoshua Shapiroは、この9月のデータは回復の勢いは弱いものの、近い将来の2番底の可能性は少ないことを示しており、このほかのデータも同様な方向を示している、としている。
株式以外にも、石油も82.82米ドルとなり、5か月ぶりの高値を付けました。さらに金の価格も高値を更新して1オンス1,340.30米ドルとなり、11月に行わると思われるアメリカの金融緩和策に向けてさらに高くなっていく可能性が高いと思われます。ただ、プライベートバンクなどは顧客に対して「金にはノーと言え」としているという記事もあります。金の価値は供給に大きな変動が無ければある程度一定しますので、世界各国が自国通貨を弱くしよう・価値を無くそうとしている中ではヘッジになるとは思います。
最近のドル安、しいては円高の要因はアメリカが行ってきた量的緩和のせいであり、その第二弾を控えていることから、ここ1週間ドル安が進んでいる理由です。ではこの量的緩和第二弾でFRBはいくら使って米国債を買う予定なのか、ZeroHedgeによると、それは何と、今後6カ月に渡って3兆ドル、約240兆円ほどだと予測しています。
だから、株は上がり、金も上がり、このほかのコモディティはことごとく上がっていく可能性があります。
- 2012年までに二桁のインフレ
- それによって、債券市場は終わる
- そして、株やコモディティが上昇する
- さらに、今家を持っていなければ1つ買いなさい、1つ持っていれば2つ目を買いなさい、2つ持っているならば3つ目を買いなさい、そして親戚に金を貸してでも家を買った方がいい、と言ったそうです
確かにこれだけのお金をばらまいたらインフレになるでしょう。日本人でもアメリカで資産を買える人でしたら今のうちからローンを組んで、コモディティを買うのは悪くないオプションかもしれません。だって150億ドルをサブプライムで稼いだ男ですから、ポールソンは。
主な指数:
Dow:10,944.72、+193.45、+1.80%
Nasdaq:2,399.83、+55.31、+2.36%
S&P 500、:1,160.75、+23.72、+2.09%
値上り業種:
RV車:+6.67%
放送・テレビ:+5.56%
トラック:+4.54%
ISP:+4.36%
おもちゃ・ホビー店:+4.25%
値下り業種:
通信・海外:-0.60%
クローズドエンド型投資信託・債券:-0.14%
音楽・ビデオ店:+0.10%
処理システム・製品:+0.47%
不動産開発:+0.59%
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アメリカ市場
2010年10月5日火曜日
10月4日のアメリカ市場:決算前の値下げ
昨日のアメリカのマーケットはまぁまぁ下がりました。主な理由は第3四半期の決算を見込んだものと思われます。また商務省が発表した8月の工場受注高も0.5%減少と予想と変わらなかったものの、これも昨日の減少に影響したものと考えられます。
この株価の下落が影響して、2年の米国債の利率が0.3987に下がり、史上最安値を更新しています。昨日このほかに大きく下がったものとしてはAmerican Expressが6.5%下がり、ダウ平均に組み込まれている銘柄では一番の下落幅でした。 またゴールドマン・サックスがMicrosoftのレーティングを下げたことで、株価が2.2%下がりました。
アメリカの決算発表はアルミ会社のAlcoaから始まるという風習があります、第3四半期の決算もまた10月7日にAlcoaから始まります。このほか今週発表を予定しているのが種などを作る化学メーカーのMonsanto Co.や卸売りのCosto Wholesale Corp.などの決算が予定されています。
主な指数:
Dow:10,751.27、-78.41、-0.72%
Nasdaq:2,344.52、-26.23、-1.11%
S&P 500:1,137.03、-9.21、-0.80%
値上り業種:
リゾート・カジノ:+3.02%
放送・ラジオ:+1.73%
乳製品:+1.69%
RV車:+1.40%
値下り業種:
おもちゃ・ホビー店:-4.24%
産業織物:-4.10%
事務用品:-4.10%
クレジットサービス会社:-3.80%
飲料・ソフトドリンク:-2.99%
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アメリカ市場
2010年10月1日金曜日
9月30日のアメリカ市場:9月最後の日は下がりましたが、それでも最高の9月でした
昨日のアメリカのマーケットでの主な指数は少し下がりましたが、それでもこの9月は71年ぶりの上昇率でした。第3四半期でみるとダウ平均は10%、S&P 500が11%、ナスダックが12%上昇しました。
午前中はアメリカのGDPが1.6%から1.7%へ上方修正され、そして新規の失業保険受給申請が予想を上回る16,000件減って453,000件になったことから、値を上げて進みました。しかし、午後に入ってからシカゴの購買担当者景況指数が発表され8月の56.7ポイントから60.4ポイントに上昇したものの、同地区の雇用指数が8月の55.5ポイントから53.4ポイントに減少したことなどから売り注文が増え、結局若干の減少で一日が終わりました。
アメリカ時間の金曜日はいろいろとデータの発表が予定されています、個人収入データ、消費者信頼感指数、ISM製造データ、建設出費、個人消費支出などが予定されています。
主な指数:
Dow:10,788.05、-47.23、-0.44%
Nasdaq:2,368.62、-7.94、-0.33%
S&P 500:1,141.20、-3.53、-0.31%
値上り業種:
教育・トレーニングサービス:+4.08%
プレハブ住宅:+3.62%
肉製品:+2.09%
開業医:+2.06%
不動産開発:+2.02%
値下り業種:
音楽・ビデオ店:-4.65%
卸・その他:-2.33%
農産物:-2.16%
航空サービス・その他:-2.02%
農業・建設機器:-1.93%
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アメリカ市場
2010年9月30日木曜日
9月29日のアメリカ市場:最高の9月でした
昨日は、先日お伝えしましたアイルランドの銀行アングロ・アイリッシュ・バンクを発端に、銀行資本規制に引っ掛かる銀行がほかにも増えるのではないかと言う心配から、金融銘柄を中心に値を下げました。しかし、石油の価格上昇から石油関連銘柄が大きく上昇したことで相殺された形になりました。そして金の価格もさらに上昇し、高値を更新して行っています。
それにしても、2010年の9月は最高でした。昨日は下がったものの、9月に入ってからダウ平均は8.4%上昇しています。9月としては、これは1939年以来の出来らしいです。
しかし、ロイターによると、連邦準備銀行フィラデルフィアのCharles Plosserは量的緩和をすることで失業率の改善や消費の改善にはつながらないということからこの政策には反対だと言う。2010年後半にかけて成長率は軟化しているが、悪化している状況ではないと言う。
さて、最近のドル安、しいては円高の要因はアメリカが行ってきた量的緩和のせいであり、その第二弾を控えていることから、ここ1週間ドル安が進んでいる理由です。ではこの量的緩和第二弾でFRBはいくら使って米国債を買う予定なのか、ZeroHedgeによると、それは何と、今後6カ月に渡って3兆ドル、約240兆円ほどだと予測しています。
だから、株は上がり、金も上がり、このほかのコモディティはことごとく上がっていく可能性があります。
- 2012年までに二桁のインフレ
- それによって、債券市場は終わる
- そして、株やコモディティが上昇する
- さらに、今家を持っていなければ1つ買いなさい、1つ持っていれば2つ目を買いなさい、2つ持っているならば3つ目を買いなさい、そして親戚に金を貸してでも家を買った方がいい、と言ったそうです
確かにこれだけのお金をばらまいたらインフレになるでしょう。日本人でもアメリカで資産を買える人でしたら今のうちからローンを組んで、コモディティを買うのは悪くないオプションかもしれません。だって150億ドルをサブプライムで稼いだ男ですから、ポールソンは。
主な指数:
Dow:10,835.28、-22.86、-0.21%
Nasdaq:2,376.56、-3.03、-0.13%
S&P 500:1,144.73、-2.97、-0.26%
値上り業種:
音楽・ビデオ店:+5.15%
コンピュータシステム:+3.42%
コンピュータ周辺機器:+3.34%
セミコンタクタ・メモリチップ:+2.78%
キャンブル関連:+2.42%
値下り業種:
リゾート・カジノ:-2.22%
食品卸:-1.77%
セメント:-1.60%
大手化学薬品:-1.58%
住宅建築:-1.35%
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